近年人気のロボット教室とは?定期的に通うメリットとデメリットをご紹介!

近年人気のロボット教室とは?定期的に通うメリットとデメリットをご紹介!

近年、小学校でのプログラミング教育の導入を受けて、子どもをロボット教室へ通わせている保護者が増えています。子どもの興味をひき、問題解決能力が養われると話題のロボット教室ですが、反対に、費用が高いなどの声も聞こえてきます。今回はロボット教室に通うメリット・デメリットについてご紹介します。

ロボット教室ってどんなところ?近年増えてきた背景は?

学習指導要領と小学校のプログラミング教育

学習指導要領と小学校のプログラミング教育

2020年、小学校の学習指導要領の見直しが実施され、小学校においてプログラミング教育が必修化されることになりました。学習指導要領の見直しはおよそ10年ごとになされており、実施される数年前から段階的に教育内容を新しいものにしていきます。

今回の改定では、2017年に新学習指導要領が公示され、プログラミング教育に関しては、総合授業の中でパソコンを取り入れるなど、本格的な新学習指導要領の実施へ向けて各小学校で準備がされています。

新学習指導要領におけるプログラミング教育の内容は、次のように二分されます。

  • 基本的なコンピュータの操作を習得する学習活動
  • コンピュータを動かすための論理的思考力を身に着ける学習活動

ロボット教室は後者の学習活動につながると注目されています。

AIが台頭する時代を生き抜くために

小学校の学習活動においてもICTを取り入れ、パソコンやタブレットを積極的に活用することを推進しています。その中から情報活用能力の育成を目指しているのです。

AIなど人工知能が台頭する環境の中で、自分の子どもにはそれらを操る立場となって社会で活躍してほしいという保護者の願いも、子どもをロボット教室へ通わせる要因となっているのでしょう。

ロボット教室で学べること

ロボット教室で学べること

単純に「ロボット教室」と聞けば、部品を組み立てて、黙々と作業をするイメージをもたれる方も多いかもしれません。しかし、ロボット教室の多くはグループワークを取り入れており、取り組みを通じてコミュニケーション能力をはぐくむことが出来ます。

大きな研究やプロジェクトに携わる人々は、個々の能力が高いことはもちろん、高いコミュニケーション能力を持ち合わせています。ロボット教室では、コンピュータやプログラミングの知識を深めるだけでなく、グループワークを経験することで、将来必要になる他者との共同作業に関わる土台を学ぶことができます。

ロボット教室に通うメリットとデメリットは?

ロボット教室に通うメリット

1.達成感を感じ、成功体験を重ねられる。

ロボット教室に通うメリット

ひとりでひとつのロボットを組み立てる形式の教室が多いため、出来上がったときや思い通りに動かせたときに達成感を感じる子どもが多くみられます。

達成感を感じ、ひとつのことをやり遂げたという成功体験は、自己肯定感を高くします。自己肯定感の高い子どもは成長の過程で新しいことにも挑戦していくことができるでしょう。

2.試行錯誤をする中で問題解決能力が身に付く

現在、わからないことの多くは検索すれば答えが見つかる世の中です。しかし、ロボット教室ではうまく動かなかったとしても先生はすぐに答えを教えてくれるわけではありません。ヒントを出してもらいながら手法を見直してみたり、他の方法を考えてみたり、自分の頭を働かせ、手を動かすことで目の前の問題を解決する力を身に着けていきます。

ひとつのことにじっくりと向き合うことで思い通りにいかなくても、すぐにキレたりしない子どもになっていきます。

3.モノの仕組みを考えられるようになる

私たちの身の回りには、スマホをはじめ、人工知能が搭載された家電などの便利なものであふれています。もちろんこれらの仕組みはわからなくとも使用することができますが、仕組みを理解することで、使い方によっては故障してしまうことや、情報が漏えいしてしまう可能性などを予測することが出来ます。

ロボット教室を通じてモノの仕組みを考えることによって、AIなどの人工知能が台頭する世の中でもそれらを操る立場として社会で生きていく力の礎を築くことができるでしょう。

4.大会があり、モチベーションが続く

大会があり、モチベーションが続く

ロボット教室では、定期的に大会が開催されることがあり、子どもたちが自分で作ったロボットを競わせています。参加する子どもたちは、大会のためにロボット教室でロボットを作り、大会で仲間たちと切磋琢磨するのです。

子どもにとっては毎回目の前のパーツを組み立て、動かしているだけでは味わうことのできない新鮮で刺激的な経験です。大会で気付いたことを、またロボット教室で実践してみることで、ロボットを学び続けるモチベーションになっていきます。

ロボット教室に通うデメリット

楽しく通う子どもたちがいる一方で、もちろん教室を途中退会していく子どもたちもいます。その子たちが辞めていく理由はいったい何なのでしょうか。また、ロボット教室に通うデメリットはあるのでしょうか。

1. 教室の雰囲気が遊びの場になってしまっている、講師の質が良くない場合がある

ロボット教室はどこもロボットを作って動かす、という工程を重ねるため、子どもはすぐに食いついて「通いたい!」と言い出しますね。

受け入れる教室側も初めから難しいことはやらせず、子どもの興味を引き出すような導入をしますから、講師の導き方によっては教室の雰囲気が「学ぶ場」ではなく「遊び場」となってしまっている教室も少なくありません。

また、教室によって、大学で理工系を卒業した専門の講師が教えている場合と、学生のアルバイトが教えている場合もありますから、入会を検討している場合は、どのような講師が教えているのか、どのような子どもたちが通っているのか、必ず確認するようにしましょう。

2.教材費などの初期費用がかかる、授業料や大会出場費が負担

ロボット教室では、入会時に教材セットを購入する場合がほとんどです。入会時に必要な教材費用は、1万円~5万円を設定している教室が多く、入会前に長く続けるかどうかわからない場合は負担に感じる保護者もいるのは当然です。

月謝も1万円~1万5千円ほどの教室が多く、通うコースによっては追加で教材を負担する場合もありますから、ロボット教室は経済的な習い事とは言いがたいですね。

また、大会に出場することは子どもにとってモチベーションを保つ手段となる一方で、遠征費が負担となることも珍しくありません。場所によっては宿泊を伴う場合も出てくるでしょうから、それに伴う交通費や食費のことを考えると、子どもがやる気になってくれるのはうれしい反面、お財布には厳しい催しとなってしまいます。

3.学校の勉強には直接つながらない、中学受験を機に退会

ロボット教室は達成感を感じられる、問題解決能力が身につくなど、良い点はありますが、どれも学校での勉強に直接関係があるわけではありません

もちろん「自己肯定感が高まることでみんなの前で発表が出来るようになった」など、ロボット教室がきっかけで学校生活が良い方向に進むこともあるかもしれません。しかし、中学受験を考えている家庭では、高学年になるとロボット教室は一度退会するという選択をする場合が多くあります。

子どもをロボット教室に通わせる前にやるべきこと、自宅での楽しみ方

ロボット教室に入会する前に必ず見学会や体験会へ行こう

「楽しそうだから」「お友達が通っているから」などの理由で我が子をロボット教室へ通わせるのは、前述した費用面の負担や講師への不満ですぐに退会させることになりかねません。

それぞれの教室では、無料~千円程度で体験会を行っていますから、必ず参加して不明な点は問い合わせるようにしましょう。

自宅でロボット作りを楽しむ方法

自宅でロボット作りを楽しむ方法

ロボット教室は入会時の費用負担がネックで申し込みを迷っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在は書店やインターネットで電子工作キットが販売されています。もし、保護者の方が得意であれば、お子さんと一緒に組み立てをして様子を見るのもおすすめです。

また、通信教材やオンラインでもプログラミングやロボットを扱うコースが出てきています。保護者の手助けが必要な反面、月額の受講料は実際のロボット教室に通うよりも安価ですから、検討するのも良いでしょう。

まとめ ロボット教室で将来必要とされる人材に!

学習指導要領の改定と合わせて、大学入試も変革を遂げようとしています。今後必要とされる人材には自ら考え、問題を解決していく力が必要です。ロボット教室はその力の基礎を身に着けられる習い事といっても良いでしょう。

ただし、子どもは楽しく通っているのに、経済的な負担から退会させなければならないという事態だけは避けたいものです。正式に入会する前に、ロボット教室についてはよく調査されることをおすすめします。