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おしゃれでかわいいロボット教材KOOV(クーブ)のレビュー

おしゃれでかわいいロボット教材KOOV(クーブ)のレビュー

KOOV(クーブ)は数あるロボット・プログラミング教材の中でもひときわ目をひくデザイン性の高い製品です。子どもたちの創造力を高めてくれそうな商品ですが、スターターキットで36,880円(税別)と決して購入しやすい価格ではないのも事実です。

そんな中、「うちの子どもに合っているか心配」「難しすぎないだろうか」と購入を迷っている方もいるでしょう。今回はKOOVについての紹介やレビューをご紹介します。

おしゃれでかわいいだけじゃない!ソニーのKOOV(クーブ)

おしゃれでかわいいだけじゃない!ソニーのKOOV(クーブ)

クリアなブロックが印象的なKOOVはソニーが開発したロボット・プログラミング学習キットです。

ブロックの形のバリエーションは少ないものの、アイデア次第で多彩な表現が可能であることが特徴です。また、電子パーツもシンプルでスタイリッシュであるため、ブロックとの相性がよく、思い描いたものを形にすることができる教材といえるでしょう。

おしゃれでかわいいだけじゃない!ソニーのKOOV(クーブ)

KOOVは「どれだけ覚えたか」で評価されている現在の教育から一歩踏み出し、クリエイティビティ(創造性)を育てていこうという強いポリシーから生まれました。失敗からたくさんのことを学ぶという、失敗を恐れない力「失敗力」を大切にしてほしい、たくさんの挑戦することで、たくさんの失敗体験と成功体験をしてほしいという思いが込められています。

論理的思考力を身に着けプログラミングができるようになったとしても、最後にそれらをどう表現するかは一人ひとりのセンスや感性にかかっています。感性は創造性の核になる大切な要素ですから、感性を育てるために、KOOVはアイデアを形にすることを学べる教材といえるでしょう。

KOOVの対象年齢

KOOVの対象年齢は8歳からとなっています。購入者のレビューを見ると、ブロックで好きなものを作るだけであればもう少し年齢が低くても遊ぶことができます。一方、電子パーツを利用してロボットを組み立てる段階は、やはり8歳頃、小学3年生前後が楽しめるようです。

ブロックの組み立て方、電子パーツのつなぎ方は説明と動画で確認することができます。画面を見ながら作ることで子どもだけでブロックを組み立てることができますから、出来上がった時は達成感が生まれるでしょう。

アプリでプログラミングやミッションに取り組もう

アプリでプログラミングやミッションに取り組もう

学習を始める前に、アプリの中での自分を設定します。髪型や洋服などを選ぶことで、愛着がわいてきますね。

KOOVの学習アプリはロボットレシピ、学習コース、自由制作の3つに分けることができます。これらは大まかにブロックの組み立て方、プログラムの組み方、アイデアの共有を学習することができるメニューとなっています。

アプリでプログラミングやミッションに取り組もう

アプリの中では学習コースを一緒に進めてくれる「あいぼう」を選ぶこともできます。「あいぼう」は共に学び、アプリの使い方も教えてくれる強い味方です。子どもがひとりでも楽しんで学習する工夫がされていますね。

ロボットレシピで分かりやすく組み立てができる

ロボットレシピで分かりやすく組み立てができる

「ロボットレシピ」はKOOVの組み立て方を説明と動画で見ることができます。

ロボットレシピで分かりやすく組み立てができる

準備するパーツも画像と文字で分かりやすく教えてくれます。特にブロックは紛らわしいパーツが多いですから、横から見た形が付け加えられているのは大変親切ですね。電子パーツのつなぎ方も分かりやすく解説してくれていますから、難しさを感じることなく進めていくことが出来るでしょう。

ロボットレシピで分かりやすく組み立てができる

また、既にプログラムが組まれているので、作ったものをすぐに動かすことができるのも魅力の一つです。少しずつ難しいものに挑戦していくことで、自分の思い通りにロボットを作ることができるよう練習ができるようになっています。

ミッションを通じて遊び感覚でプログラミングに触れることができる

ミッションを通じて遊び感覚でプログラミングに触れることができる

「学習コース」ではロボットプログラミングに必要な知識を家庭でも順序立てて学んでいくことができます。プログラミングが初めての子どもでも自分のペースで学べることが特徴です。

それぞれの学習は難易度ごとに「ステージ」に分かれており、ひとつひとつの学習は「ミッション」と呼ばれています。ミッションの中では電子パーツについての基本的な学習から、回転軸、クランク、重心とバランスの考え方など応用的なことも学べます。どれもロボット作りには欠かせない要素ですから、それらが自然と身につくのは嬉しいですね。

すごろくのように旅をする画面も子どもが楽しんで取り組むことができる工夫です。KOOVのアプリはいたるところに子どもの興味や関心を引き付ける仕掛けがされています。

学習コースのステージ

  1. はじめようKOOVでプログラミング プログラミングとは何かを身近な具体例を用いてわかりやすく説明します。また、KOOVでどのようにプログラミング学習を進めるかをあわせて解説します。
  2. はじめての電子パーツせいぎょ LEDを光らせたり点滅させるプログラムのつくり方を学びます。プログラミングの基礎となるウェイトや無限ループの使い方を覚えましょう。
  3. ボタンと光センサーの組み合わせ コアボタンや光センサーを使って、ランタンのオンとオフを切り替えるプログラムをつくります。不等号の使い方や条件分岐の方法を学びましょう。
  4. きょりの検知と音の表現 赤外線フォトリフレクタ、LED、ブザーを使って、カメラのような動きをするロボットをつくります。センサー値の測定方法、関数などについて学びましょう。
  5. DCモーターで回転運動 DCモーターを使ってトラクターを動かすプログラムをつくります。また、センサーや変数を用いて動きを制御する方法もあわせて考えましょう。
  6. サーボモーターのせいぎょ サーボモーターなどを使って、左右に動くペンギンをつくります。ブザーで鳴き声を追加したり乱数を用いてプログラムを拡張してみましょう。

引用:KOOV 学習コース

ミッションのまとめはクイズで確認して内容を振り返り、クリアしたらバッジがもらえます。ミッションごとにデザインの違うバッジを集めるのは子ども心をくすぐる楽しい学び方ですね。

オリジナル作品はアプリで共有しよう

オリジナル作品はアプリで共有しよう

頑張って自分で作ったオリジナルのロボットはみんなに見てもらいたいものです。KOOVは作ったロボットをアプリで共有できるので、同じKOOVで学ぶ仲間達とアイデアを共有することができます。

「みんなの作品」では、写真でブロックの組み立て方を参考にできるものもあれば、実際に作ったものを動かしている動画を見ることもできます。しかし、詳しいプログラムまでは見ることができないのも面白いところです。「どんなふうに動かしているんだろう」「実際に役立ちそうなロボットだな」なんて疑問や発見がさらにKOOVに取り組むきっかけになりそうですね。

ネット上に載せることを心配している保護者のために、メッセージのやり取りはできないようになっている上、掲載を取りやめることも簡単ですから安心です。

KOOVでクリエイティビティを育てよう

数あるロボット学習、プログラミング学習の教材の中でも、KOOVはとりわけ「創造性(クリエイティビティ)」に注力して作られた教材です。それは美しいブロックの色やウェブサイトやアプリのつくりからも感じることが出来るでしょう。

難しいプログラミングができるようになるのはもちろん望ましいことですが、プログラミング教育では、それを最終的にどのように表現するか、どう生かすかを一人ひとりのアイデアで生み出していくことが強く求められています。KOOVはできた作品を共有しながら刺激し合って創造性を高めていける教材ですから、男の子でも女の子でも熱心に取り組んでもらえることでしょう。